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MobaXtermでWSL2のGUIを表示する

(2021-12-22 初稿 - )

はじめに

WSL2はインストールし、以下のページ記述した。

インストールしただけではGUIのソフトウェアは動かないので、GUIを表示させる方法を検索した。検索した中では、MovaXtermでGUIを表示させるのが一番簡単そうだった。WSLgが開発されているようなので、それまでのつなぎかな…

ここでは、MovaXtermのインストールについて記述する。

なお、インストールは、以下のサイトを参考にさせていただいた。多謝。

MobaXtermのインストール

上記サイトから、MobaXtermのInstaller Editionをダウンロードして、圧縮ファイルを展開後、msiファイルでインストール。

WSL2のためのMobaXtermの設定

インストール後、起動すると以下の画面になる。

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インストール直後のMobaXterm
  • 赤丸を付けた「Session」をクリック。

f:id:hymd3a:20211222082145p:plain

SessionをクリックしたMobaXterm
  • 赤丸を付けた「WSL」をクリック

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MobaXtermのWSLの設定画面
  • Distributionを「Default」、Run Methodを「Localhost connection」に設定して「OK」をクリック
  • 続けて、初期画面のメニューの「Sttings」、「Configuration」、「X11」のタブをクリック。

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MobaXtermのX11の設定画面

以上で、MobaXtermからGUIを利用するソフトウェアを起動することができる。

LXDEのインストール

インストール直後のDebianには、Xを表示するサーバ等が含まれていないので、軽量で使い慣れているLXDEをインストールした。デスクトップ環境はお好みで。

$ sudo apt install lxde

GUIソフトウェアの起動例

基本はすべてのGUIソフトウェアが動作すると思うが、以下に実際に動かしたGUIソフトの例を示す。

$ sudo apt install x11-apps
$ xeyes &

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Xeyesの起動

MobaXtermから離れて、Windowsのアプリのようにデスクトップ上に表示することができる。

LXDEのインストールのときに同時にインストールされるFirehoxの起動。(初回の起動には時間が掛かる。)

$ firefox &

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Firefoxの起動

Firefox等では、日本語の表示はできても、日本語入力ができるときとできないときがあるので、解決方法を探る必要がある。

おわりに

MobaXtermは、多機能で筆者が理解しているのは極々一部である。WSLgが開発されているとのことで、それまでのつなぎのつもりだったが、MobaXtermがあまりに高機能で、もうこれでいいんじゃないかと思ってしまう。

もっと便利な利用方法がわかったら追記する。

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