(2022-01-28 初稿 - )
はじめに
最近、ネットワーク接続してRaspberry PiやリモートPCに接続し、Vimで日本語入力を行うことが多くなってきた。
普段は、Debianを使っているのでfcitx-mozcで日本語入力しているが、どのPCに接続していても、常にお気に入りの日本語環境になるのは素晴らしいかなと思い、Vimではeskkを使ってみようと思った。
eskkの詳しいことは、他所に譲るとして、eskk(skk)の日本語入力方法は変わっていて、漢字やカタカナの区切りを以下のように自分で認識させる。
例えば「日本語入力モードは変わっている。」を入力する場合は、挿入モードで、C-jで(eskk)モードになってから、以下のように入力する。
Nihongonyuuryoku(Space)Modo(q)haKawaTteiru.
eskk.vimのインストール
筆者は、Vimの標準パッケージ管理を利用しているので、インストールは以下のとおり。
cd ~/vim/pack/mypkg/start git clone https://github.com/vim-skk/eskk.vim.git
辞書をいただきて、以下のところに保存。
Download SKK-JISYO.L mv SKK-JISHO.L ~/.eskk
.vimrcには、以下のサイトを参考に記述。
" eskk let g:eskk#directory = "~/.eskk" let g:eskk#dictionary = { 'path': "~/.skk-jisyo", 'sorted': 0, 'encoding': 'utf-8', } let g:eskk#large_dictionary = { 'path': "~/.eskk/SKK-JISYO.L", 'sorted': 1, 'encoding': 'euc-jp', } set imdisable
簡単な使い方
C-j eskkモード S-英数 or ; で変換モード spaceで変換 l 半角英数 L 全角英数 q カタカナ 変換モードで後からqを押しても可
カスタマイズ
以下のサイトを参考にカスタマイズを少しだけした。
let g:eskk#keep_state = 1 " eskkモードを保存 let g:eskk#egg_like_newline = 1 " 漢字変換を確定後改行しない
eskkモードを保存は、挿入モードからノーマルモードに戻って、再度挿入モードに戻ったときに、前回の挿入モードの状態を保持してくれているモードである。便利な反面、副作用もあるので、あくまでもお好みで。
おまけ
neoconplcacheを以下からインストールして、.vimrcに記述するとすごい単語補完ができるそうなのだが、まだ筆者は試していない。(^^ゞ
let g:eskk#enable_completion = 1