(2021-12-02 初稿 - )
はじめに
以前、python-tkで値の入力を受付けるスクリプトを紹介した。
今回は、zenifyを利用した値の入力を受付けるスクリプトを紹介。
なお、この記事はzenifyが使えるLinuxやRaspberry Piでの利用を想定している。
類似のファイル選択については、以下のページの参照を。
スクリプト
さっそく、python3で値の入力ダイアログを表示して、ファイルを選択するスクリプトを紹介する。
pyhton3から外部のプログラムを利用するため、subprocess.runを用いる。なお、Zenityは選択した値をバイナリ形式で標準出力に出力する。
#!/usr/bin/env python3 import subprocess # Zenityの起動、stdoutをpipeに result = subprocess.run(['zenity','--entry'], stdout=subprocess.PIPE) print(result.stdout.decode("utf-8")) # 出力をUTF-8に
実行すると以下のようなダイアログが出る。
オプション
Zenityにオプション付けると、下図のようになる。
--text=何かの文字を入力して
--entry-text=初期値
この他、--hide-text で入力文字を隠すことができる。
詳細は、man zenity または zenity --help-entry で。