(2021-09-21 初稿 - )
職場で外部モニタの支給があった。職場のノートPC用の外部モニタなので、職場のノートだけで使うのが本来であるが、自分のノートPCも持ち込んで利用しているので、ときには外部モニタを利用しようと考えた。
接続は、職場ノートはUSB Type C、自前のノートはHDMIである。
各ノートの接続端子の向き等から、向かって左から「職場ノート」、「外部モニタ」、「自前ノート」に順に設置せざるを得なかった(本当は、逆の方が良かったのだが…)。
ここでは、Linux Debian 10.10がインストールされた自前ノートの外部モニタの設定について記述する。
何が問題か
筆者は、LXDE環境でDebianを使っており、メニューから「設定」、「モニタの設定」を開くと、外部モニタをノート画面の拡張とする場合、下の画面のとおり「右側」または「上」に配置するメニューはあるものの、「左側」に外部モニタを配置するメニューがない。
当初、我慢して実際には左側に外部モニタがあるのに右側の設定で使ってみたが、マウス等の操作において違和感が半端ない状態だった。^^;
ということで、ここではLXDEのモニタの設定のメニューにない、外部モニタを左側に設定する方法を記述する。
以降の設定については、以下のページを参考にさせていただいた。多謝。
現状の確認
外部ディスプレイをHDMIケーブルで接続し、電源を入れてから以下のxrandrコマンドで現在の状態を確認する。
長々と出力されるが、ノートPCの元々のディスプレイは、LVDS-1と認識され、1366x768で現在表示されている。一方、外部ディスプレイは、HDMI-1として1920x1080で接続できると表示された。
$ xrandr Screen 0: minimum 320 x 200, current 1366 x 768, maximum 8192 x 8192 LVDS-1 connected primary 1366x768+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 309mm x 174mm 1366x768 60.00*+ 1360x768 59.80 59.96 1280x720 60.00 59.99 59.86 59.74 1024x768 60.04 60.00 960x720 60.00 928x696 60.05 896x672 60.01 1024x576 59.95 59.96 59.90 59.82 960x600 59.93 60.00 960x540 59.96 59.99 59.63 59.82 800x600 60.00 60.32 56.25 840x525 60.01 59.88 864x486 59.92 59.57 800x512 60.17 700x525 59.98 800x450 59.95 59.82 640x512 60.02 720x450 59.89 700x450 59.96 59.88 640x480 60.00 59.94 720x405 59.51 58.99 684x384 59.88 59.85 680x384 59.80 59.96 640x400 59.88 59.98 576x432 60.06 640x360 59.86 59.83 59.84 59.32 512x384 60.00 512x288 60.00 59.92 480x270 59.63 59.82 400x300 60.32 56.34 432x243 59.92 59.57 320x240 60.05 360x202 59.51 59.13 320x180 59.84 59.32 VGA-1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis) HDMI-1 connected (normal left inverted right x axis y axis) 1920x1080 60.00 + 74.97 50.00 59.94 1680x1050 59.88 1400x1050 59.95 1600x900 60.00 1280x1024 75.02 60.02 1440x900 59.90 1280x800 59.91 1152x864 75.00 1280x720 60.00 50.00 59.94 1024x768 75.03 60.00 800x600 75.00 60.32 720x576 50.00 720x480 60.00 59.94 640x480 75.00 60.00 59.94 720x400 70.08 DP-1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
Xrandrによる設定
上記サイトを参考に、HDMI-1で接続した外部モニタを「左側」に配置するためには、ノート画面は外部モニタの「右側」すなわち「--right-of」をつければ良いらしい。
コマンド全体としては、以下のとおり。
xrandr --output LVDS-1 --auto --right-of HDMI-1
ちなみに、ノート画面を「下」でHDMI-1を「上」に配置するコマンドは、ノート画面は外部モニタの「下側」すなわち「below」となる。
xrandr --output LVDS-1 --auto --below HDMI-1
設定コマンドをスクリプトに
設定方法はわかったが、すぐに忘れてしまうので、とり急ぎbashスクリプトにしてみた。
名前はsetmonとして、作成後、chmod +x setmonとして実行権を与える必要がある。
#!/usr/bin/env bash xrandr --output LVDS-1 --auto --right-of HDMI-1さ
さて、ノートPCを自宅や職場等の異なるネットワーク環境で用いるのは、どうしたら良いのか?
少し考えたけど、難しかったので、筆者だったら、/etc/resolv.confを調べて、nameserverのアドレスで判定するか、無線LANだけで接続するならば、無線のSSID辺りで切換えるのが普通なのかな
head -1 /etc/resolv.conf namesearver 192.168.11.1
無線のSSIDを確認して、設定する場合
# sudo でパスワード入力が面倒 sudo iwconfig | grep ESSID: or # NetworkManagerがインストールされている場合 (Debian 11 以降) nmcli dev | grep "接続済み"
また、何か気がついたら追記するね。
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