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Debian 11(Bullseye)でBluetooth マウスを使う

(2021-09-23 初稿 - )

先日、我が家の古いノート(PCAcer Aspire ES1-131)にDebian 11(Bullseye)をインストールした。インストールの顛末は、以下のページのとおり。

ここでは、このノートPCにBluetoothマウスを使うときに少しつまづいたのでメモを残す。

Bluetoothマウスを使う理由は、ノートPCにUSBポートが2つしかなく、Bluetoothを利用すればUSBポートの有効利用になるためだ。

さっそく、以下のページを参考にBluetoothを利用できる環境を整える。(Debianは各種ドキュメントが整備されているので、超便利。)

と、その前に、Bullseyeへのアップグレードは、ファームウェアをインストールしないようなので、まずはdmesgでエラーを確認。

$ sudo dmesg | grep error
[   10.445509] usb 1-5: Direct firmware load for ar3k/AthrBT_0x31010100.dfu failed with error -2
[   10.445527] ath3k: probe of 1-5:1.0 failed with error -2

ar3k/AthrBT関連のファームが不足しているようなので、以下のとおり検索してインストール。

$ apt search ar3k/AthrBT
ソート中... 完了
全文検索... 完了  
firmware-atheros/stable,now 20210315-3 all
  Binary firmware for Qualcomm Atheros wireless cards

$ sudo apt install firmware-atheros

これは、今回の1つ目のはまりどころで、このエラーを解決せずにBluetoothマウスを利用しようとしたら、うまく行かなかった。^^;

使うPCによってエラーが異なると思うけど、エラーメッセージの一部をaptで検索にかけると必要そうなパッケージが表示されるので、試してみてね(aptバンザイ)。

準備は整ったので、上記リンクに基づきBluetoothをインストールする。

$ sudo apt install bluetooth

筆者は、LXDE環境を使っているので、blueman(Gtk2)をインストールした。

$ sudo apt install blueman

ちなみに、GnomeKDEを使っている方は、それぞれ以下のとおり。

$ (Gnomeの場合) sudo apt install gnome-bluetooth
$ (KDEの場合) sudo apt install bluedevil

上記のインストールが終了したら、念のために再起動。

以下では、Bluemanを用いたときの設定。

「メニュー」、「設定」、「Bluetoothマネージャー」を選択する。

以下の画面の「検索」をクリックして、Bluetoothマウスの「ペアリングボタン」を押してしばらく待つと、以下のとおりいくつかのデバイスが検索される(最初に設定したときは、マウスだけだったのに…(・・?)。

f:id:hymd3a:20210923190750p:plain

Bluetoothマネージャーのデバイスの選択画面

続いて、「セットアップ…」をクリックすると、以下のとおりペアリングについて聞いてくるので「デバイスとペアリングする」にチェックを入れて、「進む」をクリック。

f:id:hymd3a:20210923191054p:plain

バイスとのペアリング

すぐにペアリングは成功するが、筆者の場合、ペアリングしてもマウスが使えなかった。(T_T)

f:id:hymd3a:20210923191326p:plain

ペアリング成功

ここで、デバイス(マウス)のところを右クリックして、「接続する」を選択して初めてマウスが使えるようになった(スクリーンショットが撮れなくてごめん)。2つ目にはまりどころ、気がつくのに時間がかかった。^^;

ほんのちょっとした違いだけど、ケーブルが無いって快適だね。もっと早くからBluetoothマウスにしとけば良かった。

困っている場合は、参考にしてみてね。

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