(2022-02-03 初稿 - 2022-02-04 追記)
はじめに
Raspberry Pi 3B+に、Debian 11(Bullseye) arm64版をインストールして、一足先に64bit環境を楽しもうと思いインストールした。
インストールの方法や細々とした設定については、別ページにアップする。
ここでは、Debian 11をインストール後のRaspberry PiのWi-Fi設定に手こずったので、その対策をアップする。
現象
別ページに記載した方法で、Debianをインストールするとネットワークの制御は以下のファイルで行う。
cat /etc/network/interfaces.d/eth0 auto eth0 iface eth0 inet dhcp iface eth0 inet auto
有線ケーブルを接続しDHCP環境で利用する場合は全く問題がないが、ケーブルの取り回しが面倒な場所にRaspberry Piを置きたかったので、Wi-Fiで接続することにした。
# To enable wireless networking, uncomment the following lines and -naturally- # replace with your network's details. # allow-hotplug wlan0 iface wlan0 inet dhcp iface wlan0 inet6 dhcp wpa-ssid YOUR-SSID wpa-psk JugemuJugemu
wlan0 ファイルができたので、以下のコマンドでWi-Fiを有効にしようとしたところ、以下のエラーメッセージが出た。
$ sudo ifup wlan0 RTNETLINK answers: Operation not possible due to RF-kill (以下省略)
ネットで検索するとrfkillコマンドで確認できるとのことで、rfkillをインストールして、確認。
$ sudo apt install rfkill $ sudo rfkill list 0: phy0: Wireless LAN Soft blocked: yes Hard blocked: no 1: hci0: Bluetooth Soft blocked: yes Hard blocked: no
どうも、Wireless LANとBluetoothはソフトウェア的に使えなくしているらしい。
余計なことをしおってと思ったが、少ない電力で動かないといけないRaspberry Piには必要な機能かもしれないね。
対策
なるほど、以下のサイトを参照して、blockを解除しよう。
$ sudo rfkill unblock wifi $ sudo rfkill list 0: phy0: Wireless LAN Soft blocked: no Hard blocked: no 1: hci0: Bluetooth Soft blocked: yes Hard blocked: no
おし、ブロック解除だ。
$ sudo ifup wlan0 $ ping 192.168.xxx.xxx 必ずつながるところへping (省略 成功)
よっしゃー、ということでRaspberry Piを再起動。
$ ping 192.168.xxx.xxx 必ずつながるところへping (省略 失敗 (T_T) )
なんで、(・・?
$ sudo rfkill list 0: phy0: Wireless LAN Soft blocked: yes Hard blocked: no
また、ブロックしてるじゃん。
ネットで検索して以下のページ発見。多謝 m(__)m。
$ connmanctl enable wifi
ということで、connmanctlで設定した場合は、再起動してもWi-Fiが無事に使えた。
Raspberry PiをWi-Fiにつなげるだけで、どっと疲れた。
それにしても、connmanctlなんてコマンド初めて知った。
Linuxは何年使っていても、学ぶこと一杯だね。^^;