(2024-02-25 初稿)
先日、Raspberry Pi OSでスクリーンショットを撮ろうと思ったら、うまく撮ることができなかった。
ちなみに、これまでのRaspberry Pi(ラズパイ)のデフォルトのスクリーンショットを撮るソフトウェアはscrot。Debianでは、gnome screenshotを使っている。
Webで調べてみると、最近のRaspberry Pi OSでは、X11ではなく、Waylandを利用しているとのこと。
まずは、現在、どちらを使っているかの確認方法。
$ echo $XDG_SESSION_TYPE x11 or wayland
自分の環境が確認できたところで、x11の場合は、これまでどおりscrotやgnome screenshotを利用すれば良く、waylandの場合は、grimまたはgrimshotを利用する。
ちなみに、筆者のラズパイでは、grimがデフォルトでインストールされていた。
ただし、grimの使い方がわからないので、以下のサイトで確認した。
上記サイトに詳細な使い方の記述があるが、以下に簡単な使い方を示す。
$ grim #画面全体 $ grim -g "10,20 300x400" #指定する領域
えっと、指定する領域のスクリーンショットは、座標がわからないと撮れないので、以下のとおり、Waylandの領域指定のコマンドラインユーティリティであるslurp(cli utility to select a region in a Wayland compositor)をインストールして利用したほうが良い。
$ sudo apt install slurp
で、インストール後は、以下のとおりで領域を指定してスクリーンショットを撮ることができる。
$ grim -g "$(slurp)"
また、wl-clipboardをインストールすれば、以下のとおり、ファイルに保存せずクリップボードに経由でコピペできる。
$ sudo apt install wl-clipboard $ grim - | wl-copy
さらに、grimshotを用いると、指定する領域をクリップボード経由で貼り付けることができる。
$ sudo apt install grimshot $ grimshot copy area
grimshotの詳しい使い方は、man grimshotで確認してね。
ただし、筆者が使ってみた範囲では、grim や grimshot copy window でアクティブなwindowのスクリーンショットの取得がうまくできない… (・・?
また何か良い方法が見つかったら、アップする。