(2021-12-21 初稿 - )
はじめに
WSL2(WIndows Subsystem for Linux)は、WindowsでLinuxを動作させる仕組み。
ASUS VivoBook X512JA にインストールした記録と生じたエラー対策のメモ。
なお、VivoBookについては以下のページを参照のこと。
インストール
以下のページを参考に、前提条件等を確認のうえ、インストールする。
筆者の場合、インストールするLinuxのディストリビューションは使い慣れたDebianにしたかったので、管理者権限でコマンドプロンプトまたはPower Shellを起動後、以下のとおり入力する。
wsl --install -d Debian
ちなみに、インストール可能なLinuxのリストは以下で調べることができる。
wsl --list --online (省略形 wsl -l -o )
インストール自体は無事に終了したようだが、Debianの初回の起動でエラーが出た。
エラー対策
ちなみに、エラーメッセージは「?」で文字化けしており読めないが、エラーコードとhttps://aka.ms/wsl2kernel というURLは読めた。
Error: 0x800701bc wsl 2
エラーコードで検索すると、以下のサイトがヒット。多謝 m(__)m
上記ページによると、Linuxカーネル更新プログラムパッケージがインストールされていないことが原因で生じるエラーとのこと。
さっそく、以下のページから「x64マシン用WSL2 Linuxカーネル更新プログラムパッケージ」をダンロードし、インストール。
無事にDebianが起動するようになった。
インストールされたDebianのアップグレード(^_^;)
さっそく、インストールされたDebianを確認すると、Stretch。(T_T)
なんと、2世代前の安定版。
cat /etc/debian_version 9.4
やや古すぎるので、以下のページを参考に2世代を一気にアップグレードした。(^_^;)
まずは、念のためにStretchを最新のバージョンに
sudo apt update sudo apt upgrade
続いて、Sources.listの編集
sudo cp /etc/apt/sources.list /etc/apt/sources.list.bak sudo vi /etc/apt/sources.list
(最低限、以下のリストを記載)
deb http://deb.debian.org/debian/ bullseye main non-free contrib deb http://security.debian.org/debian-security bullseye-security main contrib non-free deb http://deb.debian.org/debian/ bullseye-updates main contrib non-free
sources.listを編集後、以下のコマンドを順番に実行。
sudo apt update sudo apt upgrade --without-new-pkgs sudo apt full-upgrade
2世代一気にアップグレードしたが、無事に終了した。
後は、BullseyeにアップグレードしたDebianを、ていねいに育てて行くつもり。
ネットで調べたら、古いバージョンのDebianがインストールされた場合は、Microsoft Storeからインストールすれば良いとのこと。こちら、Windows音痴で「Storeって何?」の状態なので知らなかった。(^_^;)
(つづく)