(2021-10-20 初稿 - 2021-10-29 追記)
問題の発覚
職場のノートPCもDebianのbuster(10)からbullseye(11)にアップグレードした。
以下のページに記載したとおり、つまづくところはつまづいてある意味順調にアップグレードできた。
少し利用してみて、GvimのESC(エスケープ)の挙動が変なことに気がついた。
まず最初に、この変な現象はGUI版のGvim(vim.gtk3)のみで確認したもので、ターミナル上のvim及びvim -gで起動した場合は正常に動作した。
$ ls -l $(which gvim) lrwxrwxrwx 1 root root 22 7月 8 2020 /usr/bin/gvim -> /etc/alternatives/gvim $ ls -l /etc/alternatives/gvim lrwxrwxrwx 1 root root 17 10月 20 09:39 /etc/alternatives/gvim -> /usr/bin/vim.gtk3
具体的な現象
筆者は、VimでESCで挿入モードからノーマルモードへ移行するのに併せて、日本語入力をOFFにしている。具体的には、以下のコードを.vimrcに記述している。
inoremap <silent> <C-[> <ESC>:call system('fcitx-remote -c') <CR>
vimやvim -gで立ち上げた場合は、正常にESCキーが働き、日本語入力もOFFになる。
しかし、Gvim(vim.gtk3)の場合は、ノーマルモードに移行するものの、日本語入力はOFFにならない。(-_-;)
まったくESCキーが効かないのではなく、ちゃんと挿入モードからノーマルモードへ移行するのでキーボードの故障ではないよう…う〜ん、不思議(・・?
どなたか、原因がわかったら教えてください。m(__)m
解決方法(2021-10-29追記)
以下のリンクを参照のこと。多謝m(__)m
上記リンクから以下のスクリプトを.vimrcに追記(少しだけ筆者改変)。
if executable('fcitx') || executable('fcitx5') autocmd InsertLeave * :call system('fcitx-remote -c') autocmd CmdlineLeave * :call system('fcitx-remote -c') endif
(追記終了)
当面の対処方法
ESCキーは効かなくても、Ctrl-[ キーは正常に動作し、挿入モードからノーマルに、かつ、日本語入力もOFFになるので、しばらく解決方法がわかるまではCtrl-[キーで対処することにする。
関連ページ